寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

今日は

質問に答えるボランティア

今日5月31日は世界禁煙デイ。

今日は、私立の大阪聖母学院小学校の4年生、6年生対象に車イス体験を行いました。擬似体験インストラクターボランティア「うらしまさん」・地元の第5校区福祉委員会、PTAの協力を得て学年ごとに体験を行いました。
体験の目的説明の後、「うらしまさん」から操作と介助方法の説明をしました。
ボランティアから「車イスを利用している方を町で出会ったことがありますか?」との問いかけに、ほとんど全員手を挙げていました。
どのような方が車イスを利用していますか?との問いかけには「病気で足が弱い人」「ケガで骨折した人」「お年よりの人」など子ども達は積極的に手を挙げて答えていました。また車イスを介助するときに困る場所は?との問いには「電車に乗るとき」「階段」「坂道」などと答えていました。それに対してボランティアから「そのときに、君達がその場所にいたらどうする?」と聞くと「手伝う」「手伝ってもらえる人を探す」と答えていました。

体験は学校の敷地を使って体験しました。コンクリートの道、砂利道、段差、階段、スロープを校区福祉委員、ボランティアの付き添いで行いました。

付き添いの方々には、「答えを先に言わない」「考えてもらう。」「気づき」をキーワードにしていただき対応してもらいました。

砂利道でなかなか前に進まないとき、ボランティアから「どうしたら前に進むかな?」と問いかかけると「みんなで手伝って押せばいい。」などと考えてグループの子ども同士で一緒に押したりしていました。

普段何気なく歩いている道で、自走体験をすると、なかなかまっすぐに進まない子どもがいました。なぜ?という問いかけに「平らに見えて平らでない」ことがわかり、少しの傾斜でも影響があることに気づいたようでした。

体験をした子ども達にはいろんな気づきがあったようでした。

最後のまとめでも、いろんな質問がありました。
「電動の車イスは階段を登れるのですか?」
「子ども用の車イスはありますか?」
などいくつも質問を「うらしまさん」に投げかけていました。

PTAの方々も車イス体験の様子を見るのは初めての方が多いようで子ども達の体験の様子を暖かく見守っていました。校区福祉委員からは、「子ども達の一生懸命さが伝わった。優しさが伝わってきた。」という感想をいただきました。

続いて
昼からは、道路交通法80条許可を得て行っています高齢者外出援助活動の西南地区のボランティア交流会があり出席してきました。この交流会は年2回開催して、活動の実施状況や問題点などをボランティア、運営委員を交えて意見交換などを行っています。
30名のボランティア、運営委員の出席がありました。
担当者からは、17年度の実施報告と利用者アンケートの報告をしました。
アンケートからは、週1回の予約受付日を増やしてほしい。利用したくても予約が入っていてなかなか利用できないという。意見があり、それを中心にグループごとで話し合ってもらいました。
運営委員から「今までの実績を見て、一日3件。土日利用は少ない。月30日と考えて、土日を除けば稼動日数は22日それを一日3件を掛けると66件が最大利用回数となる。4月は59回、5月も49回とほぼフル稼動という感じに見える。」との分析報告がありました。
そのような報告を受けて、グループからの意見では、「毎月行っている運営委員会に事務・運転ボランティアも参加してもいいのではないか」「稼動状態、車両は軽自動車、車イスは1台しか載らないという状況を考えれば、予約受付日(事務ボランティア調整日)を増やしても利用できる人たちが増えるのかな?」「月の利用回数の上限を設けて、少しでも多くの方に利用してもらうことの方がいいのでは?」などさまざまな意見がでました。
そこで、利用できなかった人の実態について調査(記録)を残すことになり、その状況を見て利用回数の上限を設けるかどうかについて検討することになりました。

このようなボランティア交流会を通じてよりよい運営につながるように各地区で取組みが行われています。近々、西地区、東地区でも行われる予定です。

(職員T)