寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

地域とのふれあいの体験学習

福祉委員と一緒に体験

今日は、石津小学校6年生を対象に車イス体験学習がありました。
(1クラス・34名と寝屋川市内では珍しい小規模校だと思います。)

事前の打ち合わせで、地元の福祉委員と生徒が一緒に車イス体験を行いながら、交流を深めて意見交換をすること確認されていたので、福祉委員も一緒に体験をしました。

当日は、
支援者の集まりで、疑似体験インストラクターボランティア「うらしまさん」と福祉委員、校長先生、担任と社協担当者が最終の確認を行い、校長先生からは、「今日は、子ども達とたくさん話をしてもらいたい。ふれあってもらいたい。」と挨拶を兼ねて、今日の目的を明確に伝えていただきました。

体験
最初に校長先生から、生徒へ心構えの話があり、福祉委員さんと一緒に体験するので、感じたことをたくさん、福祉委員さんに話すことで、新しい発見が生まれる。とお話がありました。
体育館で最初に「うらしまさん」から車イスの取り扱い方、操作方法、注意点などの説明をしていただきました。


次に、事前に決めた学校内、学校外のコースに出て、体験を行いました。福祉委員も一緒になって、車イスを押したり、乗ったりしていました。その間、子ども達といろんな話をされていました。視点の違いや、坐り心地、重さ、段差、坂道、などなど子ども達の発見を促しをしながら、福祉委員自身も気づきがあったようでした。

体験後
体験後は、体育館に戻って、体験したグループごとで、体験した事の感想を福祉委員も一緒になって話し合いました。話し合った後、グループでの意見などを生徒が報告していました。

「楽しかった」「階段が怖かった」「大変だった」「思った以上に大変だった」「自分でできることを考えたい」「町で困っている人がいたら、手助けしたい。」「車いすを押してあげたい。」「大変な気持ちがわかった。」

ふりかえり
体験学習後、福祉委員、ボランティア、校長先生、社協担当者が集まって、体験学習の振り返りをしました。
「1クラスであったため、じっくり生徒と関わることができた。」「体験することで子ども達はいろんなことを思った。」「小グループで話すことでいろんな感想を話してくれた。」「大人も一緒にすることがよかった。」「大人も楽しく学習できた。」
職員からは、こども達の多くの感想により、多様性を理解してもらいたい。福祉委員もいろんな感想があると思うので、「もしかしたら、車イスに利用している人もいろんな気持ちを持っているかもしれない」と感じてもらいたい。最後に校長先生から、大人とのふれあいのきっかけができたと思う。コミュニケーションがうまく取れない子どももいるかと思うが、短い時間の中での交流で子ども達も頑張っていた。それを見ていただきたい。地域で出会った時にあいさつや話ができる関係になればと思う。
福祉に対しては、すぐに行動に移せないかもしれないが、今日の体験をきっかけに、数年後、大人になってから行動に移すこともある。長い目で地域とのかかわりの中で、見ていきたい。
という話をしていただきました。

体験終了時に、福祉委員と握手をしたり、手を振ったり、元気にお礼をいっている光景をみていると、自然と嬉しくなってきました。
企画を一緒に考えていただきました、校長先生、担任の先生、うらしまさん、校区福祉委員のみなさん、ありがとうございます。また、頑張って体験をした生徒のみなさん、ありがとう
(職員T)