寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

10月12日と15日に市立第3中学校1年生 6クラスの生徒が2日間に分かれて車イスを使った福祉学習を行いました。
第3中学校では、1年生=車イス操作体験、2年生=視覚障害体験、3年生=高齢者・障害者擬似体験と体系ができており、地元の福祉委員会との協力もできています。
今回は、初めての試みとして実行委員会形式で各クラスから実行委員を募り、体験学習の内容などを担当の先生を交えながら企画を作り上げてきました。その過程で、?社協に車イスの操作方法を聞き取りに来たり、?地元福祉委員会(北校区・田井石津校区)の方に体験コースについて意見を聞いたりと社会・地域の人々との関わりを通じて企画を積み上げていました。その企画をクラスで発表したり、操作方法の確認を行いました。(小学校で車イス体験を既に行った経験を下地にした企画にしていました。)

当日は、北校区、田井石津校区から沢山の福祉委員が支援者として関わり、生徒が考えたコースを一緒に周り、時には車イスに乗ったりしていました。

グループによっては、企画通り進まなかったこともありましたが、支援者のみなさんはその都度、アドバイスしたり、一緒に考えていただいた場面もありました。

福祉委員も今までの体験学習と違い、実行委員が企画した内容に若干の戸惑いもありましたが、支援者として、励ましたり、時には注意したりしながら、関わっていただきました。
うまくいかなかったことも一つの経験になったと思います。

学習終了後は、実行委員と福祉委員で、クラスごとで実行委員の司会進行の下で反省会を行いました。
福祉委員からは、今までの取組みの経過についての質問や関わりや、今後の学習への展開についての期待などの声をありました。
また、保護者の方の参加もあり、保護者からは、校長先生がお話していた言葉を引用してお話していただきました。「中学生は社会・大人への入口である。多くの人と関わりながら、社会と接し学ぶ時期である。」それに続いて「今回の学習もその一環だと思う。沢山の地域の方々が貴重な時間を提供していただき、関わっていただけることが嬉しく思います。保護者としても、もっと子どもと関わっていきたい。地域で子ども達を見かけたら、声をかけてほしい。悪い事は注意してほしい。」とお話していただきました。

今回、社協は企画について側面から関わりました。まだまだ工夫は必要と考えましたが、それも体験を通じて見えてきたことだと思います。ある福祉委員からは「実行委員の頑張りが伝わった。」そして、学校のねらいについて理解を示してくれました。

17日は日本パラリンピックキャラバン実行委員会を通じての「車イスバスケットボール」の交流体験を行います。

(職員T)