寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

木屋小学校5年生、車イス操作体験学習

今日は、6月25日は木屋小学校5年生(106名)で車いす操作体験学習が行われました。
木屋小学校では、地元の木屋校区福祉委員会(ボランティア部会)と小学校の先生と打ち合わせを行って当日を迎えました。

今回のプログラムでは、学校側はクラスを超えて5人グループを編成し、事前学習では、プリント学習とビデオ学習を行うことが打ち合わせで確認されていたので、ボランティア部会、スタッフもその流れを活かす形で当日の体験学習の準備にあたりました。
コースづくりなどはボランティア部会が担当し、また、車イスの説明なども行いました。
当日は、保護者の方もスタッフとして協力していただきました。

生徒代表がはじめの挨拶を行い、校長先生から学習の目的や地域の方々、保護者の方々が授業に協力していただいている点を説明されていました。

車イスの操作説明は、福祉委員が事前学習で使ったビデオの内容を引用しながら、分かりやすく説明しました。
その中でいくつか、質問を投げかけると、多くの生徒が手を挙げ質問に答えていました。

その後、22グループに別れて体験をスタートしました。各グループにはボランティア部会員、福祉委員が付き添い、交流をしながら体験を行いました。
コースは、体育館内、運動場、校舎外のコースという流れでした。保護者の方々には校舎外の交代場所付近などで安全確認などをしていただきました。

最初はうまく操作できなかった子ども達が交代で操作することで、コツをつかんだりして、スタッフから声をかけられなくてもできるようになっていました。

体験が終わってからは、体育館でグループごとに感想など意見交換を行いました。


最後は、自治会長でもあり、福祉委員でもある鉄道会社に務めている方から、駅構内での車イスの方への対応についてお話をしていただきました。
そこでも、多くの生徒から、質問として「満員電車の時、車イスを利用している方はどうしてるのですか?」「一人で対応が難しい時誰が手伝ってくれるのですか?」などなどいろいろと質問があり、自治会長さんが答えていただきました。

体験学習が終わってから、支援者としての振り返りを行うと、「事前学習がしっかりしていたのでは?生徒のみんなしっかりと取り組んでいた。」「体験後の福祉委員との交流の時間はよかった。いろんな話ができた。」「コース設定がちょうどよかった」「言われなくても子ども達が取り組んでいた」といった感想がありました。
ある福祉委員からは、木屋小学校との福祉教育は今年で10年。今までの積み重ねがあって今があるのではないか?と話がありました。

その年、その年、生徒も先生も変わる中で、福祉委員が継続し引継ながら体験学習に関わっていく姿勢に感動しました。

(職員t)