10月21日に聖母女学院中学校3年生、福祉学習2日目がありました。
今回は、高齢者について考えるという時間で、初めての試みでした。
次回11月に高齢者の疑似体験装具をつけての体験学習を行う流れの中で、生徒みなさんの「高齢者」についてイメージを出し合い、グループで話し合うという時間にしました。
体験装具をつけての学習は、身体面での擬似体験ですが、今回は、内面での擬似体験と位置付けてみました。
あらかじめ用意した高齢者から連想すると思われる単語をたくさん並べて、該当するものに印をつけ、その上で、3つ選びだし、それにした理由をグループで話し合うというワークと、高齢者をイメージ、自分ならに高齢者になりきって「健康」「財産」「家族」「友達」「名誉」「記憶」のカードを持ってもらい、大事にしたい順番を決めて、カードを出し合いながらその順番にした理由を話し合ってもらうワークをしました。
それぞれ理由を考え、発表し、他の生徒の意見を聞くというながれは、大変、難しく、しんどかったようでしたが、理由の中には、身近にいる高齢者や祖父、祖母との出来事からの意見など生徒それぞれがその人の気持ちに近づこうとした時間であったことが伝わってきた学習でした。
(職員T)