西北地域包括支援センターは5月24日に開催した西北圏域介護保険事業者(ケアマネジャー)ネットワーク会議で4つの検討チームをケアマネ有志と立ち上げて行くことを提案し、多くのケアマネから賛同を得て、4つの検討チームを立ち上げを行っています。6月〜7月にかけて、4つの検討チームの初会合を順次開催しています。
その第3段報告、2010年7月9日、西北地域包括支援センターで圏域内5事業所から5名、西北包括3名(社会福祉士、主任ケアマネ、管理者)計8名で開催しました。
事例検討については、2010年5月20日、市内6地域包括支援センターが市内のケママネを対象に大阪市立大学の岩間先生を講師にお迎えし「援助を深める事例研究の意義と方法」研修会を開催しそん時の資料を参考にしながら進行しました。
西北包括から・・・・
・事例検討を通じて、対人援助の視点から今後の援助方針を導き出す。
・専門性を高める為の事例検討、ケアマネの成長
・事例提供者、参加者の共同作業による、気づき、ふりかえり
・援助者の立場、当事者の立場から実践の追体験をする。
・事例について共感的に理解する
・結果だけでなくプロセスも重要(事例シート作成から)
・援助の共通「原則」を導き出す
・連携関係の構築
を事例検討を通じで高めていきたい点として説明を行いました。
また、事例検討様式について、岩間先生の用紙を使用していくことを説明しました。
メンバーからは同意をしただきました。
事例検討会の雰囲気については、いろいろと意見がでました。
・小グループ(6名〜7名程度)で行う(人数が多すぎると意見を出しにくい==)しかし、小グループにするとグループごとで役割が出来、嫌がる人もいるのでは?)メリット、デメリットを抑える。
・参加型で行う。
・観察者がいてもいいのでは?==≫金魚鉢方式
・ゆったりした感じで行いたい(十分に考える時間がいる)
・フォローしあえる感じ(司会者の力量と参加者の協力)
・結果にこだわりすぎない。
・否定される感じは嫌(責められる。批判されるのは嫌)
・展開が早いのは嫌
・事例検討会に参加したことがない人もいると思う。その人達への配慮もいるのでは、
といった意見を踏まえ、今後について
・ニーズキャッチ(他のケアマネ、包括に相談したいケースが有るかどうか・・・・あまり事例検討に提供してもらうことを前提にし過ぎない)
・ニーズキャッチの為のアンケートの実施(相談したいケース、悩んでいるケースがあるかどうか?、その簡単な内容の把握)
・まず1回目は、金魚鉢方式を取り入れた検討会とする。
・金魚鉢方式とするため、開催案内時に「見学のみ、発言のみ、参加」というような区分を作り、参加の度合い(形態)について聞き取る。
・事務局機能は西北包括、当面、司会者、記録者は西北包括、スーパーバイザーという明確な位置づけはなし。でてきた意見を拾い上げて、確認していく程度からはじめる。
○ニーズキャッチのアンケート案は西北包括で作成し、検討していくという方向となりました。
※事例検討会は、22年度、市と包括で取り組む計画の一つとして上がっています。これをケアマネから意見を頂きながら西北包括としての事例検討会開催に向けた環境を構築していきます。
(包括T)