寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

木屋校区福祉委員、西北圏域ケアマネジャー、グループホーム、介護者家族の会員との交流会開催

2010年11月17日午後2時〜太間公民館をお借りして、木屋校区福祉委員と西北圏域のケアマネジャーとの交流会を開催し、認知症高齢者を支援するための地域資源マップづくりを行いました。8月から始まった西北3校区の福祉委員との交流会のトリの校区として開催となりました。
今回は、今までの北校区、田井石津校区で行った進行を大きく変更しました。

変更した内容
1.福祉委員、ケアマネジャー以外に、木屋校区内にあります認知症対応共同生活介護グループホームの職員・寝屋川市老人介護者家族の会、会員にも呼び掛けを行った。

2.マップへの記入方法をシール式から、書き込み式
3.現状把握及び課題抽出のシートの変更、新たなマトリクスシートを採用
4.グループワークでの話し合う為の質問の変更

これは、今年度寝屋川市大阪府からの指定を受け、認知症地域支援構築普及推進事業における「地域資源マップづくり」を市内の全地域包括で実施する進行プログラムを取り入れて行ったからです。
この市内全地域包括で行う「地域資源マップづくりのワークショップ」の企画作業には、8月、9月に西北包括で開催しました地域資源マップづくりの手法を参考にして頂いた上、完成した進行です。

今回は、西北圏域のケアマネジャーは、9名(9事業所)・グループホーム2名(1施設)・介護者家族の会員3名・木屋校区福祉委員19名の33名で5グループに分かれておこないました。

当日は、社協西北地区担当CSWと西北地域包括の社会福祉士の2名で進行を行いました。
最初は、お互いを知るというワークフリップ式ディスカッションで自己紹介を兼ねて、認知症高齢者の方とのかかわり。認知症高齢者ご本人、家族が不安に思っている、どんな支援が必要か、をそれぞれ書き込んで発表していただきました。

次に、認知症高齢者ご本人、家族の想いを寝屋川市、地域包括に寄せられた相談の中からの言葉を資料にしたものを説明

そして、マップづくりへと入りました。
マップへの追加情報の記入をしていただきました。現状を把握していただいた上、今後、私達でできる支援策の検討を8つの要素で検討し、マトリクスに書き込んでいただきました。
(8つの要素は・・・・・今後、5つの地域包括で順次、社協担当CSWと連携して実施するため、ここではふせておきます。)

その後、各グループから発表していただきました。
最後に、各グループでふりかえりシートを使って、ふりかえりとわかちあいをしていただきました。

ふりかえりシートからの声(抜粋)
福祉委員
・知らない人達と一緒に考えることが出来た事、若い人のかかわりがうれしい。
・こういう集まりには出来るだけ参加したい。
・地域で出来る行動、活動を少しでも前に進めてきたいと思いました。
・横のつながりが一番大事で、つながる場所を確保することが今後の課題かな?


ケアマネジャー
・福祉委員の方と顔なじみになり、ボランティアの情報など、いただきやすくなったかと思います。
・いろんなケースでどこに誰に相談したらいいかわからないと思うので連絡体制の確立
・今日みたいな交流会を定期的に行う
・3校区の交流会に参加させて頂き、それぞれのカラ―があるという事を感じた
・北校区にくらべて店、福祉事業所、診療所が非常に少ない。しかし、その分地域の団結があると感じた

グループホーム職員
認知症高齢者の方にとって、安全、安心して生活して頂ける生活環境を整備するためには地域全体で取り組んでいく必要を感じると同時に交流の大切さを感じました。
・ただ、帰るのではなく視野を広げてみて行きたいと思います。

家族の会員
・時々、このような会合をもって情報交換をやっていきたいです。
・みなさま、考えている事は、同じだなあと思いました。
・地域の問題点を出して、出来るものからやっていきたいと思っています。


みなさまのご参加ありがとうございます。

3回の交流会を通じて、地域の特徴を知ることができ、また、参加されたみなさまの地域への想い、「なんとかしたい」という気持ちを強く強く感じました。
今回のマップを整理し、市へ提出し、また西北包括としても今回のマップを引き続き改良し、地域の高齢者の方々に役立つ、支援者に役立つマップ情報としていきたいと思います。

ありがとうございました。

(職員T)