寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

被災地でのボランティアの受入れに関して

ブログ管理者の職員Tの個人的な雑感を書きます。
東北関東大震災の支援で災害ボランティアセンター立ち上げの日記を書きましたが、現地での受入れ状況等については、2011年3月16日現在の時点では、整っていない状況かと思います。
その理由は、ライフラインの確保、ガソリン不足、停電(広域)、電話の不通などからくる災害状況の全体把握など進みにくい状況があるかと思います。

また、現地の社協職員、行政職員等も被災を受けながらの業務。現時点で他県等からの受入れを行うことで、現場は大混乱することが予測できます。

今は、災害ボランティアを受け入れる事も含めた体制整備の段階かと思います。
その体制整備もライフラインの復旧状況、余震等の状況、行方不明者、安否不明者の救援活動状況など、総合的な視点ににたって、体制整備を行っているかと思います。

被災地のボランティアセンター等は、長期的な視点にたって、支援体制を構築しています。

もちろん、救援物資についても、各避難所等の状況把握、交通路の確保、燃料の確保などさまざまな要因で現段階で企業や自治体からのみの受入れとしているかと思います。個別の救援物資の受付は行っていない現状かと思います。みなさま、ひとりひとりの気持ちのつまった物資の受け入れも段階を踏んで実施されるかと思います。
物資も現地での仕分などを行いやすくするため、1つの入れ物に1品、内容物が分かる表記をしておくなどの送り手側としての配慮も必要となるかと思います。また、救援物資、必要とする物資のニーズも状況によって、かわりますので、その点もご理解ください。

ラジオである専門家が言っていました。「ボランティアで関わりたいというお気持ちのみなさん、受入れができる体制が整えば、必ず、みなさんの気持ち、力が必要となります。いまは、ボランティア支援に行く為の準備をみなさまの地域で整えてください」という趣旨の言葉がありました。

その言葉の通りだと思います。

今回の大震災は、長期的な支援となります。支援を必要とするニーズも段階を追って変わっていきます。被災地が復興するまでの長きにわたってのみなさんの力が必要です。

福島県社会福祉協議会では、福島県災害ボランティアセンターのブログを開設しました。
福島県災害ボランティアセンターのブログ


職員T