寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

市内在宅サービス事業所向け研修

高齢者虐待の防止を目的とした研修会を2月、3月に開催しました。
これは、市高齢介護室と市内6圏域の地域包括支援センターで企画、運営を行ったものです。

残念なことですが「高齢者虐待」と認定される事案は、寝屋川市内でもあります。市・地域包括支援センターに通報の多くは介護保険事業所の方々です。今回、在宅サービスを提供している市内の介護保険事業所を対象とした研修会を2圏域づつ。順番に開催しました。

2月23日 西北・西南圏域
3月13日 西・南圏域
3月23日 東・東北圏域

各回とも高齢介護室・包括のセンター長が運営者として参加し、当該圏域の社会福祉士がサポートスタッフとして参加するという形式でした。

出来る限り早期(おやっと思った時点)に市、地域包括に相談という形も含め情報が入り、そして、事業所の垣根を超えて一つのチームとして対応していくことができる基盤づくりのため、グループワークも取り入れながら行いました。

全体司会者は、当該圏域内のセンター長1人が勤める。
グループ進行は、その他のセンター長、社会福祉士で行う。
寝屋川市の状況、対応の流れ・・・市高齢介護室社会福祉士が行う

という役割分担で開催しました。

グループワークでは、「もしかして?」「おやっと?」思った状況を出し合い、そこから意見交換を行いながら、誰が「おやっ?」と思う立場の人になれるのか。そこから誰につなぐのか?。今後必要なことは?などをホワイトボードをつかってグループごとで深めていきました。

3回とも貴重な意見、新たな気づき、発見が運営者側、参加者側にもありました。
また、在宅サービス事業所を対象としていることから、さまざまなサービス提供の中から、見る視点、考える視点が多様であり、それが大事であることの確認もできました。

一人で抱え込まずに、報告したらそれで終わりではなく、チームアプローチを行う必要性が確認できた研修会だったと思います。

(包括T)