寝屋川社協職員の日記

寝屋川市社会福祉協議会の活動の中で「心に残った出来事」「地域の活動」を書いています。

アイマスク体験

全体でのふりかりとわかちあい

今日は、第5小学校5年生4クラス161名に対して、校区福祉委員会、ボランティア、PTAの支援のもとアイマスクをつけた歩行&介助体験と日常生活体験を行いました。私職員Tと福祉教育コーディネーターの2名が参加しました。

一日の流れは・・・・(4クラスのうち、2クラスづつ体験を行う)2限目〜4限目
午前9:00  打合せ
午前9:40  学校からの挨拶・・・・体験の目的説明
午前10:00 歩行体験と日常生活体験に分かれて体験スタート
午前10:25 歩行体験と日常生活体験を入れ替わる
午前10:50 体験終了
(11:00〜12:20を同じ内容の残りの2クラスが体験を行う。)

PTAの方からは、「歩行体験でがんばっていた。」「声掛けの大切さを子どもも感じ、私も感じました。」「ユニバーサルデザインがこんなに身近にあることをはじめてしりました。家に帰ったら子どもと一緒に探してみます。」との感想がありました。
福祉委員の方からは、「真剣に取り組んでいることが伝わった。」「中学校でも福祉委員も協力してアイマスク体験などをお手伝いしているが同じようなプログラムでいいのかな」と感想と気づきを持った課題を話されていました。
福祉教育コーディネーターから「同じ体験でも、中学校という環境や人間関係、体型も違ってくるのでそれはそれで意味があると思うが小中一貫教育での取組みの中で検討する必要もあるのは?」と対応していました。

体験終了後
給食をはさんで、5限目に各クラスで感想文の作成
6限目に、4クラスが集まって、全体で感想の発表とふりかえりを実施
6限目の感想の発表では・先生からは、歩行体験・日常生活体験を通じての感想。自分で出来ること。についてポイントを絞って感想の発表を行っていました。
子ども達の主な感想は・・・・・・
◇歩行体験
怖かった。
真っ暗でどこにいるか不安だった。
声を掛けてくれて安心できた。
階段をうまく上り下りできて楽しかった。
毎日、暗い中で生活していると大変だと思った。
◇日常生活体
洗濯コーナーで、アイマスクをつけて靴下を合わせてたたむことができた。
靴下の生地の違いを感じて上手にできた。
お金のコーナーで硬貨の違いを見つけるのが難しかった。
ユニバーサルデザインのコーナーで、シャンプーとリンスの違いや、牛乳パックの注ぎ口の探し方など知らないことを知ることができてよかった。
点字のコーナーで点字が読めなかったけど、点字を読める人は「すごい」と思った。
など率直な感想がありました。
◇自分で出来ることについて
困っている人がいたら助けてあげたい。
点字ブロックに物を置かない。置いてあったらどけてあげる。
レストランとかのドアをあけてあげる。
点字が判らないから覚えたい。
などさまざまな意見がでました。

今までの事前学習や今日の体験を通じて知りたいことは?
・どうやって食事をしているの?
・服のボタンつけなど着替えはどうしているの?
・どうやって遊ぶの?
などの意見がでました。

それを受けて、職員Tからお話をしました。「食事をどうしているのか?着替えやなどについては、自分ならどうするかな?と家や学校で目隠ししてやってみてまずは考えてみてください。そして怖かった。目の不自由な人は大変だ。と感じた人は今日の体験を通じての気持ちなので、それが本当にそうなのかを確認をしてみては?その方法の一つに目の不自由な人と交流やお話を聞いてみてはどうかな?食事の方法なども自分でしたことをお話して聞いてみてもいいかもしれない。点字も習うことはできる。」と伝えました。
遊びはどうするの?との問いかけに対して、子どもたち2名に出てきてもらい、目隠しじゃんけんをしました。「声に出せば何を出したかわかる。」ことに気づきがあったようです。
最後に、「工夫をすれば障害のある人もない人も一緒に遊んだりできるのでそれについても考えてもらえたらうれしいです。」と話をしました。

この6限目は実は、先生全員出席の校内の授業研究会の位置付けもあり大勢の先生も見にきていました。
・・・・・その後、先生だけの討議会にも福祉教育コーディネーターと一緒に出席しました。

討議会では、体験の様子のビデオを流しながら5年の先生から、当日の流れ様子についての話がありました。
質疑では、「プログラムを見て、歩行体験で介助者とのペアでの体験から始まったが例えば一人でアイマスクをつけて歩くことはどうなのか?など一人と二人の違いを感じることで、声かけ、コミュニケーションの大切さなどを感じることができるのでは?」「体験をすることでいろんなことを感じているその中で、流れをつくっていくようにできればすごい。」「校区福祉委員やボランティアがここまで協力してくれるなんで私には想像が出来なかった。」などの感想がありました。(私は!!!うれしい驚きがありました。)
5年の先生からは、「感想で終わらせたくない。」という思いの中での初めての取組みを行った想い一人ずつ語られていました。(これも嬉しい言葉のオンパレード)
しかし、違う先生からは「怖かった、楽しかったとか子ども達がもつ率直な感想をどのように受止めて、展開していけばいいのか?」という不安感を持った先生の話もありました。(意見を認め、それが何故?怖かったのかを掘り下げてその上で、当事者との交流をしてもらうのもいいのでは?と話をしました。)
全体の意見を通して、福祉体験学習を通じて体験で終わらせない。感想文で終わらせない。ことへの理解の共通認識が出来たと思います。また地域とつながる。福祉委員、ボランティアとのつながることができる。それが子ども達にとって良いものだ。という体験を先生自身が実感できた空間のだと思いました。
福祉教育コーディネーターのF氏からは、福祉教育の目的「ともに生きる力」と今日の福祉について「だんのらしのあわせ」=「ふくし」について話をしていただきました。

福祉教育担当となって2年。すごい喜びと感動を受けた時間でした。「やっててよかった」と強く強く思えました。福祉教育コーディネーターがいることを財産とも感じました。本当にこのような場を提供していただきました第5小学校の先生のみなさんに感謝しています。ありがとうございました。
体験学習の支援をしていただいた多くのボランティア、校区福祉委員、PTAのみなさまにも感謝しています。