寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

聖母女学院中学3年生

1月30日に福祉学習の3日目を行いました。今回は、前回(1月23日)車イスで生活している姜 博久(カン パック)さんの話と車イス操作、介助体験からのつながりで、学校から京阪香里園駅までの道を使ってのフィールドワークと題して、車イスを使って、「まち探索」としてバリアフリーについての学習をしました。

オリエンテーションでは、私から、バリアフリーの2つの視点「ハード」と「ハート」。設備、機能のバリアフリーと私たちにできるバリアフリー=心のバリアフリーの視点を伝えました。

事前の打ち合わせで、考えるきっかけとなるように先生の方で、記入シート以外に、ストップウォッチ、メジャー、デジタルカメラなどの道具を用意して、生徒のみなさんの調べる幅が広がるような工夫をしていただきました。また、保護者の方も3名参加していただき、生徒のグループに入っていただきながら、大人と子どもが一緒に学ぶ体験をしていただきました。

また、学校側から京阪香里園駅に駅構内での調べ学習の協力依頼をしていただき、ホームまで使えるようにしていただきました。

調べ学習ではグループごとで役割分担をしたり、調べるポイントを事前に話し合ったりと準備をしていたようです。
先生からは、この学習を通じて、福祉について考える以外に、クラスを超えての仲間づくりの効果もあり、この学習前と後では、人間関係の幅が違っている。との報告をいただきました。

調べ学習後には、いくつかのグループに調べた結果報告をしてもらいました。
バリアフリーについては、進んでいる点以外に、まだまだ進んでいない点の報告以外に「なぜこんなところにポールがあるのか、それがなければバス停にすぐに行けるのになんでやろ」という意見に対して同じグループの生徒が「バイクや自転車が乗り入れるから。マナーをみんなが守れば、このポールはやくなるのでは?」というやりとりがあったことの報告もありました。また、車イスだけでなく、視覚障害の方のことを考えたりとグループごとで「調べる」視点の違いがありました。

いろんな視点を持ってくれたと思います。

また、最後に私(職員T)からバリアフリーの発展した考え方として、ユニバーサルデザインという考え方の説明をしました。

ふりかえりシートでも、路上に営業の看板や自転車がはみ出していて、じゃまと感じた。工夫している点も多かった。少しの勇気を出して、声をかけていきたい。
(職員T)