寝屋川社協職員の日記

寝屋川市社会福祉協議会の活動の中で「心に残った出来事」「地域の活動」を書いています。

田井石津校区福祉委員会 日帰り研修会「白河総合支援学校見学研修」

今日、田井石津校区福祉委員会の福祉委員研修の一環として、日帰り研修会が行われました。
行先は、京都市立白河総合支援学校高等部・職業学科「産業総合科」に訪問させていただき、説明及び学校内見学をさせていただきました。
福祉委員は40名の参加

職業科とあって、高等部卒業後、企業に就職できるように様々な取組みを教職員、保護者、生徒自身も取り組んでいるお話をお聞きすることができました。学校の設立趣旨は、「京都市内に在住する発達に遅れのある生徒に対し、高等学校に準じた教育を行い、家庭生活、職業生活に必要な能力、態度を養い、社会自立を目指す教育を行う」と書いていました。趣旨に書かれているとおりの実践を歩んできた様子が校長先生からのお話からも伝わってきました。
3年間の学校生活の中で企業での、インターンシップ、体験実習、職場実習を平均28週間おこなっているとの報告もあり、学校内だけでなく、積極的に地域に出て、社会体験を行いながら、卒業後の社会生活への力を育む教育実践をされていました。

職場実習を受けれていただくため、保護者と教職員が一緒に企業訪問をされたり、学校内に地域の方々、外部の専門家の方々に入っていただいたりしながら、学校生活を通じて社会との接点を多く取り入れているように見えました。

研修をさせていただいている時も、隣の部屋では、地域の高齢者の方が「体操教室」として利用され、そこに補助スタッフとして、生徒も参加し、インストラクターと一緒に高齢者の方々と関わっていました。(この教室がはじまったきっかけは、地域包括支援センターの職員が高齢者向けの教室を提供してもらいたいとの声掛けがきっかけだったそうです。)

高齢者と生徒がふれあう中で、生徒のコミュニケーション力が高まり、参加する高齢者の方も喜んでるという話を見学中に校長先生から教えていただきました。地域コミュニケーションとして、体操教室以外に、地域に開放した喫茶サービス、地域社会に貢献するための清掃活動など積極的に取り入れているそうです。

また、職業科としてのコースには、食品加工「パン、焼き菓子の製造」、農園芸、情報印刷などがあり、どれも実践的で、パンは、学校内にある喫茶室で販売し、地域の方々は買いにきたり、農園芸では、収穫した野菜などを地域で販売しているそうです。また印刷は、名刺やチラシなどの注文を受け、作成し販売しているそうです。

見学が終わってからは、質問時間としていろいろと福祉委員から質問がありました。企業開拓の難しさ、職場内での理解など・・・・その中で、ある福祉委員からは、仕事での体験談として、実際に職場に数名の知的障がいの方と一緒に仕事した、一緒に仕事をする中で職員一人一人が優しくなれた。という経験談がありました。参加された福祉委員のみなさん、いろいろな気づきがあったかたと思います。

校長先生からの話で印象に残ったのは、「学校での失敗は経験になる。社会にでて失敗しないようにたくさんの経験をさせたい。」「就職することが、目的ではなく社会にでて自立した生活を送れるように支援したい、生徒自身にも社会に出て困ったときに学校だけでなく相談できる機関、団体を知ってもらうためにも、地域、企業、専門機関とネットワークを作っている。」「学校にどんどん地域の人、外部の人に入ってもらいたい」「学校生活、職業体験などを通じて、コミュニケーション力、社会でのルール、ビジネスマナーを学んでもらいたい」という話は印象に残りました。

障がいのある方へのサポートとしての話だけでなく、今、学校教育での実践と共通している話でした。校区福祉委員会は、地域の小中学校と様々な形で関わっています。今回の研修でのお話は、地域の学校とつながる意義と重なる話だと感じました。

白河総合支援学校の教職員のみなさま、ありがとうございました。