西北地域包括支援センターは5月24日に開催した西北圏域介護保険事業者(ケアマネジャー)ネットワーク会議で4つの検討チームをケアマネ有志と立ち上げて行くことを提案し、多くのケアマネから賛同を得て、4つの検討チームを立ち上げを行っています。6月〜7月にかけて、4つの検討チームの初会合を順次開催しています。
その第2段報告、2010年6月28日に圏域内6事業所から6名 市高齢介護室2名 西北包括2名 計10名で「認知症・徘徊者支援」検討チーム会議を西北地域包括の会議室で開催しました。(ぎゅうぎゅうずめになってしまいました。)
この会議は、西北圏域のケアマネのネットワークを活かしながら、認知症でいわゆる徘徊の有る方への支援を日常業務に中で出来る支援方策の検討を行う為に開催しました。
まずは、現状を知るということで、寝屋川市が行っています徘徊高齢者発見支援メール事業の仕組みと現状について、市の担当者の方に来て頂きましてレクチャーを受けました。 登録者された方が、もし、要介護の方の行方が分からなくなった時に、警察に捜索願を出し、センターに連絡しれば、「メールねやがわ」に登録している協力員にその方の特徴なぢについてメールが配信されて、協力していただき、見つかったら、警察に連絡するという仕組み。登録に費用はかからないといった説明を受け、運用状況についても説明していただきました。
また、類似事業・市で行っているGPS端末の貸出事業についても現状について意見交換となりました。課題は、端末を当事者にどう持たせるかと経費(月額、通信料、検索料)、自宅にパソコンがないといけないなどのことが確認されました。
徘徊高齢者発見支援メールの現状を聞いて
・発見支援メールのPRをまずは行う。
・西北のネットワーク会議で説明と資料を渡す。
・ケアマネを通じて、徘徊で悩んでいる家族に登録を促す。また、協力員としてケアマネも登録する
・その上で、西北のケアマネで、出来る支援を考える(この支援システムと住み分けを行う)
・西北独自の仕組みは、「探す」という行為ではなく、気に留めておく、ケアマネによる見守り活動といった視点
・ニーズがどれぐらいあるか?アンケートをしてみては?
・もちろん、家族等の同意は最低限必要。
今後について
・西北のネットワーク会議の中で、発見支援メール事業の説明を行う。
・ポイントは、強制ではないが、ケアマネは協力員の登録、徘徊で悩んでいる家族に説明しPRしていく
・モデル的に行うにあたり、西北圏域内の事業所に、徘徊高齢者のケースを担当しているかどうかの実態アンケートを行う。
・それに基づいて、「見守り」的な取組みに向けて、具体的な検討を行う。
ということが確認されました。
(包括T)