寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

高齢者・障害者擬似体験

モデルになった先生

今日は、神田(かみだ)小学校6年生108名対象に高齢者・障害者擬似体験装具を装着した体験学習を行いました。
内容は体験装具をつけての歩行体験と体験用のメガネや軍手をはめてなどを付けての生活体験を行いました。
支援者として、擬似体験インストラクターボランティアグループの「うらしまさん」、地元の神田校区福祉委員会が協力しました。
神田小学校では、今まで5年生で車イス体験を実施したことはありますが、今回の体験装具を装着しての学習は初めてのことでした。
1クラス単位で行いました。先生から事前学習を踏まえて、今日の体験学習の目的の説明があり、その後、「うらしまさん」から高齢者の身体的な特徴などの説明と装具の装着時の注意点などを説明していただきました。その後、体験コースの説明と介助方法などについて、実際に先生が装具を装着して歩いてもらいました。
先生がモデルになって歩くと、生徒のみんな、笑ったりしながら仕草をみていました。(生徒の中にはわざとらしい。そんなんおかしい〜といった感じで見ていたようです。
しかし、実際に体験してみると、「こわい」「うまいこと歩けん。」「階段をあがる時、ゆっくりになる。」「カードを持ちにくい」など、先生が体験し、なかなかうまく歩けないことが実感したようです。
横断歩道や道路をゆっくりと歩いているが理解できたようでした。電車の中で座席を譲ることの意味も感じ取っていた生徒もいました。
体験学習終了後、ボランティアと校区福祉委員、先生とのふりかえりでは、
先生からは、「一クラスづつ行う事で、ゆっくりしっかり体験できた。」「体験前と体験後では生徒の表情が変わっていた。和やかな表情になって教室まで帰ってきた。」「今回始めての学習でしたが、今後も小学校としても取組んでいけるように引き継いでいきたい。」など何かを感じた子どもが多かったとと学校としての感想を話していただきました。
ボランティアからは、高齢者をイメージするひとつの手段である事を伝えていました。
福祉委員会からは、少しでも高齢者のことを理解していただければうれしい。
最後に担当者として、体験を通じて感じた事を大切にしていただきたい。また高齢者の理解を深めるために地域の高齢者との交流を行っていただければ。と話させていただきました。

昼からは、CSWコミュニティソーシャルワーカー)養成研修のひとつの現場実習先の寝屋川市地域包括支援センターのセンター長であります。Sさんと実習受入についての打合せを行いました。24日にオリエンテーションを兼ねた地域包括支援センターの業務についてレクチャーを受ける事になりました。
その打合せの中で、地域包括支援センターからみての(介護)保険、(地域)福祉、医療との連携について、意見交換をしました。Sさんの考えている各分野の中心的な専門機関を格とした「ハブネットワーク」(?)について丁寧に説明した頂きました。
実際に個別ケースで地域包括支援センターと連携しながら、地域の福祉委員会、ボランティアなどとつながって支援を展開しています。地域福祉の専門機関として社協をひとつの「ハブ」として見ているということがはっきりしました。

(職員T)