寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

今日という日

今日は、1月17日、阪神・淡路大震災から12年。干支が一回りしました。
私は3年目だったと思います。あの朝の事を今でも思い出します。当時私は吹田市内で両親と同居。両親はヨーロッパに旅行中。家には私一人でした。地震と同時に目が覚めて、布団の中で身動きができませんでした。揺れが収まって、NHKをつけました。幸い停電はありませんでした。NHKのアナウンサーが寝癖のまま地震の状況を速報で伝えていました。震災の状況がわからないまま、いつもより早くに車で通勤(普段から車通勤でした。)いつもより渋滞がひどかったです。JRの駅の近くを通ると・・・電車が止まっている感じでした。車内でFMを聞いていると刻一刻と震災の状況が流れてきて・・・・信じられない。とんでもないことが起ったと実感してきました。職場には遅刻して到着・・・・・その当時は携帯電話もなかったので・・・家に帰る頃には、悲惨な状況が映し出されていました。家に帰って、初めて家の中の変化を知りました。冷蔵庫が動いている。置物が倒れていた。飼っていた猫のご飯が減っていない・・・障子を破って飛び出して家の外に出て行ってしまった。・・・・旅行中の両親へ滞在先のホテルに国際電話で連絡を取ると、交換の方が親切に対応していただき・・・不在だった両親にメッセージを残してもらえた・・・・いろんなことがよぎってきます。

新聞紙上では、防災のことなどの話題が色々と取り上げられています。孤独死(最近は孤立死という言葉もあります。)の話しや災害時に援護が必要の人たちの支援方法についてなどなど・・・・・・情報通信を使っての安否情報などの話・・・・・
寝屋川市でも要援護者に対する災害時の支援策の検討が社協も入ってされています。
大阪府社協でもマニュアル作りの検討も進められています。
地域では自主防災の組織が小学校区単位で結成され、防災訓練なども行われています。
ありがちな言葉かもしれませんがやはり「日常からのつながりが地域を支える。」と信念を持って取り掛かっていきたいと思います。

話しは変わって、今日は午後から聖母女学院中学校3年生の福祉学習の4日目で前回からのつながりで手話学習を社協登録ボランティアグループ「ひびき」さんの指導で行われました。10日の聴覚の障害についての話からの流れもあってか、生徒のみなさんしっかりと事前学習(冬休みの宿題)として指文字を覚えてきていました。
その指文字を基礎としながら、指文字を使ってのしりとりなど行ったり、手話を使っての自己紹介などを6グループに分かれて6名のボランティアから丁寧に教わっていました。
最後に歌を手話を使いながら歌を歌いました。

ボランティアとの話しの中で手話には日本語、英語のように各国で違うことや、方言もあるんだよと話があり生徒のみなさんも「なるほど」と感じていたようです。

ふりかえりの中では手話をもっと覚えたい。手話を使いながら歌を歌うといい感じになる。しっかりと伝えないと相手には届かない。など日常の会話にもつながることをシートに書き込んでいました。(学習を受けていた生徒のみなさんは、阪神・淡路大震災の時は2歳、3歳ぐらい・・・・・時代は進んでいると実感)

(職員T)