寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

不運ではあったけど不幸ではない。

今日、市内の中学校で1年生を対象に福祉体験学習がありました。交通事故に遭って車イス生活になった方からの話でした。
事前に生徒から感想文を頂きそれに基づきお話をしていただきました。
交通事故に遭ったときのことや今取組んでいる絵画や書画のことなどを丁寧に話をしてくれました。交通事故に遭って車イス生活になったことについて「不運ではあったけど不幸ではない」と語っていました。講演を通じて、車イスに乗っている人の事を「かわいそう」「不幸な人」というような気持ちではなく、その人の立場にたって考え、一人の人間として接してほしいと話していました。また、「自分を大切にしてほしい、自分を大切にできる人は他人も大切にできるはず」と命の尊さについても話していただきました。
最後に自転車や将来車を運転することに対して「被害者にもなるし加害者にもなる」と交通マナーについて訴えていました。
生徒は真剣なまなざしで話を聞いていました。
福祉体験学習担当として一緒に出席しましたが、担当者としてだけでなく、大人として強く心に残る時間を過ごせました。(職員T)