寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

道路交通法第80条

今日は、午前中に高齢者外出援助サービス各地区運営委員長会議を開きました。
全6地区から出席していただきました。
案件は、有償で行っているボランティアによる移送サービス事業の許可申請制度を受けての事務調整についての話し合いをしました。

移送サービスは以前より、外出困難な高齢者や障害者などを対象にボランティアによる車を使って外出のお手伝いをするサービスです。初めのころは、ボランティア個人の車両を持ち込んではじめたケースがあると聞いています。現在は、いわゆる福祉車両を購入、リース、寄贈などを受けて専用車両として実施している団体が多いと思います。
寝屋川社協でも平成8年から移送サービス事業として実施し、平成15年からは市内6地区に分けて、より地域密着型で高齢者外出援助サービスも開始し、現在は、移送サービスと外出援助サービスの二本柱で行っています。

このようなサービスは、福祉分野からは「福祉的な意味があり社会的意義があるサービス」として考えられてきましたが、一方、利用料金など利用者からお金を頂く(ガソリン代相当額や会費など)という有償行為は、「白タク」ではないかととの意見もあり、昨年、国で福祉有償運送及び過疎地有償運送に係る道路交通法第80条第1項による許可の取扱い。としてボランティアなどによる「福祉活動を目的とした移送サービス」に対する許可申請制度を作りました。

この許可申請制度について、さまざまな書類を用意しないといけないのでその書類の一部について各地区の運営委員会を通じて作成協力を行いました。
その中の主な依頼内容は、活動するボランティアからの「就任承諾書」など実際活動する運転ボランティアに署名などをしてもらう物です。

初めての手続きで不安感はありましたが、全地区とも了解していただきました。

制度ができることで、社会的に認められることにはなりますが、書類が膨大で・・・・・担当者の悩みはしばらく続きそうです。