寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

新人職員研修

ふりかえりグループ発表

今日は、市役所の人事室からの依頼で、今年度市役所に就職した職員に対して、車イス体験、視覚障害体験を通じての福祉研修を行いました。
司会進行は、私(職員T)で擬似体験はボランティアグループのうらしまさんに担当していただきました。

私からは、車イス体験、視覚障害体験を通じて「知る」=車イスを知る。バリアフリーユニバーサルデザインを知るなど・・・「私とあなた」=今回ペアを組む職員同士、人と人との関係性。などをキーワードにしながら説明をしました。

また、この研修のでの関わり方としては、「そうぞうする」「発見する」「主体的になる」ことを約束事として進めました。

体験をする前に、1「高齢者・障害のある方が困ることは○○である。」という設問を設けて、参加者に考えてもらいました。続けて2「私ができることは○○である。」という設問にも考えてもらいました。その考えをシートに記入してもらいました。

続いて、ボランティアから車イスの操作方法の説明をして、体験がスタートしました。今日は雨の一日でしたので、会館内を回って、階段、スロープなどを二人一組で交代しながら体験をしました。
車いす体験終了後、次にアイマスクをつけての視覚障害体験を行いました。全員にアイマスクを付けてもらい。誰がいるかわからない形で、向かい合うように座って、自己紹介をしながら話し合ってもらいました。その後、介助方法の説明を行い、実際に介助しながら会館内を交代しながら体験してもらいました。
最後にユニバーサルデザインの商品を実際に手にとって違いを理解していただきました。

体験後、はじめに記入したシートを使って、同じ設問を体験後に再度書いてもらいました。その後、体験前と体験後の違いを4人一組で話し合っていただきました。そして、グループ発表をしてもらいました。
多くのグループでは、高齢者、障害のある方が困っている事については、体験前では、移動などの動作について困っているのでは?と考えていた人が多かったようでしたが、体験後は、メンタル面での困っているのでは?気持ちが落ち込んで外に出る気持ちがなく、引きこもるのでは?と精神的な面で困っているのではないかという意見が多かったです。
また、私ができることは?。体験前は、歩道に自転車を放置しない。困っていることがあれば手伝う。という意見でしたが、体験後では、声をかける事の大切さ、いきなり手伝うより、言葉かけをしながら支援できることをしたい。という意見がありました。

最後に、私からは、今日の2時間ほんの少しの体験で高齢者、障害のある方のことをすべて知ることはできない。しかし、ほんの一部を知ったことで次につながる。今後の市役所などでどうすべきかを考えてほしい。とお話しをして終了しました。

新人職員、みなさん寝屋川市民のためにがんばってください。
ボランティアのみなさんもありがとうございました。
(職員T)