寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

福祉教育支援説明会

グループごとでの交流の様子

今日、小中学校の先生を対象とした福祉教育支援説明会を行いました。担当は私、職員Tと福祉教育コーディネーターの2人で行いました。
今年度の寝屋川社協が考える福祉教育の目的などの説明と提供できる9つの企画説明を行いました。今年で4回目の説明会でしたが、過去最高の先生の36名の出席者(出席校も過去最高:中学校9校、小学校22校)でした。
また、今回から福祉教育支援に協力していただいているボランティアグループ6団体にも呼びかけて21名のボランティアさんの出席もあり、会場は急遽イスを用意するほどの状態でした。

約1時間かけて、目的と企画内容をスライドと昨年ボランティアグループと作成した手手引き書を使って説明し、その後は6地区に分かれて先生、ボランティアとの交流を行いました。交流の内容は18年度の福祉体験学習をどのように取り入れていくかを経験も含んで話し合っていただきました。また、子どもたちの反応などについても話し合っていただきました。

交流の様子を3つのグループから報告していただきました。
主な意見は・・・・
・車イス、アイマスク体験を初めて行うことで、子ども達もいろいろと考えることができた。
・体験学習後、子ども達の様子がかわった。落ち着きがでてきた。
・高齢者の疑似体験後に地域の校区福祉委員会を通じて高齢者との交流へと広がっていった。
・今年度の車イス体験などの依頼を受けた。
・先生も始めての体験などがあり先生にとっても新鮮で考えることができた。
・体験学習をうけた子どもが町であいさつをしてくれた。
・ボランティアとして、体験学習の支援をしてきてどうっだのか?と考えることもあったが、生徒の様子を聞いて「良かった」と思っている。
などの発表がありました。

また、課題もいくつか出されていました。
課題
・学校全体としてどのような段階で体験学習を取り入れていくかが話し合われていない。
・他の学年での取り組みによる子ども達の反応などがわからない。
・事後学習は子どもたちの反応を見て一定考え、取り組みができるが事前学習をどのように取り入れていいか悩んでいる。
点字を習っても覚えているのは数週間、点字を学んだ後どのように障害のある方への理解を深めていくかを考えながら取り組んでほしい。
などの課題もでていました。

最後に、担当者から、疑似体験学習は「喪失体験、できない体験。それで終わってしまうと、共に生きるという考えにつながりにくい。極端に言うと車イス体験、疑似体験を通じて高齢者、障害者はかわいそうな人で終わってしまう。できること。工夫すればみんなと一緒の生活ができる。という「違いと同じ」を理解できるような流れを作っていけるようにボランティア、地域、社協、先生とつながりながら一緒に取り組んでいきましょう」と伝えさせていただきました。

説明会終了後、早速、いくつかの学校から体験学習の依頼の話がありました。
今日の説明会を経て本格的に動きだしました。

http://www.neyagawa-shakyo.or.jp/005-sirvice/service_fukusikyouikusien.htm