寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

まちかど福祉相談・つながり

木曜日はモデル校区(第五、西、堀溝)のまちかど福祉相談の日なんです。ということは、社協にいるCSW3名は地域の相談拠点へ・・・・事務所に残った職員は・・・私たちCSWの分も事務所対応をしています。

まちかど福祉相談の私が担当している校区での相談について少しお話をします。
今日は相談員が3名とCSW、そして校区福祉委員長が作業のまめ来所

校区福祉委員長と男性相談員が、業者に依頼して作成してもらった「第五ふくしハウス」の入口看板と案内板の設置をしていました。

10時を過ぎて、相談者が来所。
先月から相談を継続的に対応させていただいてる人
相談内容は、子どものボランティアによる支援依頼
子どもは自閉症。現在地元の小学校へ通学
依頼内容は週1回、下校後の子どもとの外遊びをしてくれている人をお願いしたい。

子どもの成長の中で、学校での子ども同士や親と子の関係以外に人との関わりをつくりたい。特に地元の地域の人との関わりをつりたい。という内容の依頼でした。

その依頼の中には、自閉症という障害を少しでも理解してほしい。地域の人々と一緒に生活をしていくために関わりをつくりたい。子どもの安全を考えていく上で子どものことを知ってほしい。子どもには将来のことを考え、多くの人と関わることの楽しさを感じてもらいたい。人とふれあう事の楽しさを知ってほしい。などのことが相談員との話の中で、お母さんは話をしていただきました。
先月から相談員も自分達に何ができるかと一緒に考え、地域に配布するボランティア募集のチラシを考えよう。ということになり、今日は、お母さんがチラシの原案を持参して内容の確認をしながら、子ども様子や相談員が感じていることなどに話を深めました。相談員と相談者という関係ではなく。お互いが教え、教えられの関係ができ、共に笑顔もあり、一緒に考える場面となりました。

障害を持つ親の気持ちを直接触れることで、相談員が「自分達にできること」、地域に伝えていく事を考えました。
結果、チラシができた段階で、ボランティア募集について相談員が口コミのネットワークを駆使する。地元の自治会長へ掲示板の利用許可を取り付ける。校区福祉委員会で説明していく。などの動きが確認できました。
相談者であるお母さんも自閉症のことを知ってほしい。地域の方々の見守りなどがうれしい。町で挨拶ができる関係が生まれるだけでもうれしい。と話していただきました。

まちかど福祉相談を起点として地域へ投げかける動きになります。
CSWは学校や関係機関にも伝え依頼をしていくことになります。

途中から委員長も話し合いに加わり、委員長からは「大人は子どもに対して「できる」可能性を伸ばし、量より質を高めていくために関わるべき、これは教育と同じ、詰め込み教育ではなくできることしたいことをしっかりと支援していく、勝ち負け、競争だけが教育ではない。教育は自分探しの旅なんだ」と、みんなに対して話をしてくれました。

元学校長であった委員長の言葉には、私もお母さんも相談員も私も感銘を受けていました。
まさに、自分探しの旅の中で、地域の人々が関わっていくことで楽しい旅になる。それをこのCSW+まちかど福祉相談から生まれればと思います。
(職員T)