寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

福祉学習でのワーク

今日は、福祉教育の話をします。
聖母女学院中学校で、福祉学習の1日目を私、職員Tがファシリテーターとして授業に参加してきました。ボランティアグループのうらさまさんから4人の方が支援者として協力していくれました。
今回は、11月から3月まで8回に分けて、福祉学習をするという企画で、今日はその1回目。
内容は、学校の目標である「共に生きる・・・人間のすばらしさを知ろう」に沿っての参加型のワークをしました。
自己紹介、学習のねらい。スケジュール、心がまえなどを説明した後、私と生徒のみなさんと初めての出会う場面だったので緊張感を和らげてとメンバーシップを高めるため、アイスブレークとして、紙皿を使った「UFO着陸」というワークをしました。8グループに別れてのワークでなかなか盛り上がり、みなさん「UFOを着陸」をさせてくれました。途中、先生チーム(4人)も参加していただき、生徒のみなさんの熱い視線を受けながらチャレンジしてくれました。
次に「共に生きることを考える」ワークとして、二人1組になって、「支える」ワークをしました。倒れてくる人を支えることで支えることの意味、そして支えられることの意味を感じてってもらうことをしました。
その次に「福祉を考える」ワークとして、8グループに戻って、「福祉は何色」というワークをしました。福祉を色で例えると何色かを個人で考えて、共有し、その色にした理由を話し合ってもらいました。
赤、ピンク、だいだい色、紫色、とか、紺色、黄緑色、緑色、薄い灰色、グレーなどいろんな色が発表されていました。その理由を数人の人から聞くと。
紺色=清楚な感じ、福祉の仕事をしている人のイメージ(紺色のスーツとか)
赤、黄色など(暖色系)=暖かいイメージ
グレー=高齢者施設の壁の色
ピンク=高齢者は寂しそう、それを明るくしていきたいから
などなど色んな理由を聞くことができました。私にとっても新しい発見がありました。
色の理由につながった中には福祉=高齢者というイメージがあるのだとわかりました。(高齢社会を反映しているような感じかな?)
福祉というイメージがいろいろあることを受けとめてもらった後、正解はみんなの中にあるということ伝えてみました。そして福祉の意味について説明をし、ふくし=ふだんのくらしのしあわせ」ということの話をしました。
最後に、グループごとに「ふりかえり」シートを配って、ふりかえりとわかちあいをしました。
今日はこれからの7回のいろんな体験学習をしていくための導入部分として位置づけたので、「福祉」という言葉とその意味を身近に感じていもらえたかな?と思いました。
次回は、12月5日に車イス体験を通じて、「共に生きる」ということを考えていきたいと思いました。

このような機会を与えてくれました先生のみなさま、ボランティアみなさまありがとうございました。(先生と打合せを繰り返す中で、いいものが出来る予感がしています。)そして、最後まで参加してくれた生徒のみなさんに感謝そして拍手です。

今日のワークを通じて社協ワーカーはファシリテーターの力量が求められている時代かなと思うのでありました。