今日、柏原市内にあるコミュニティショップ「芽(め)え屋」に講座の一環で訪問しました。
参加している講座は、「地域福祉のためのビジネスサポートワーカー養成講座」(大阪府社協主催)です。目的は、地域におけるさまざまな分野で市民活動が盛んになってきている中で、地域福祉活動推進をしている社協として、地域や市民団体に対して、コンサルティング的視点をもち合わせたコーディネート力が必要となってくる中での人材養成的な講座として開いています。
今回は、実際に市民活動団体をコミュニティビジネスと捉えビジネス化支援のコーディネート力などを習得するための実習的要素で訪問しました。
さて、芽え屋は、柏原市内で牛乳パックのリサイクルに長年取り組んできている「くるくる」を母体としています。主に会員登録制による、衣類、雑貨などの委託販売を実施し、生活用品・環境活動のリサイクルを実践しているショップです。
市内の借家を借りて運営しています。
しかし、このショップは単にリサイクルショップではなく、「環境・福祉・教育」のアンテナショップの拠点としての意味もあり、市内のいくつかの障害者作業所の自主製品の販売支援(手数料なし)を行っています。また、ちょっとしたサロン的なスペースもありました。
また、登録者に対して「芽え屋券」(地域通貨)を発行し、芽え屋で使えるシステムがあります。最近は、精神障害者の施設のお店で使えるようになり、活動を通じてネットワークが広がってきています。
登録者も増え、リサイクルへの関心、活動への理解の輪が広がっている様子が話をお聞きする中で伝わってきました。
拠点があることで広がりがつくれるとスタッフの方は話してくれました。
また、「目的をもって活動は続けること、継続することでいろんなことができる。無理しないですること。」と市民活動の秘訣とも思えるお話がありました。
これからの地域福祉活動では、地元地域に「気軽に利用できる。いろんな情報があつまる。」ことができる活動拠点が必要ではないかと考えている社協ワーカーとしては、とてもうらやましく思えた時間でした。