寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

福祉学習でのワーク2

車イス体験の様子

今日は、11月29日に続いて、聖母女学院中学校で福祉学習2を行いました。
前回のふりかえりを行い、支えあうこと、福祉の色、そしてふくし=ふだんのくらしのしあわせについて確認の話をしました。
その後、プロジェクターを使って、スライドを見てもらいました。短いお話「私にできること」(地球の冷やしかた)という、南アメリカの先住民の話を先生に朗読してもらいながら、スライドを見てもらいました。
この話を通じて、「自分にできることをする」ということを感じとってもらおうと思いワークに取り入れました。
その後、車イス体験を擬似体験指導インストラクターボランティアグループの「うらしまさん」の指導のもとで行いました。車イス体験は、中学校3年生約半数の生徒が体験したりしているようでした。目的は、車イスの介助や乗ることで、「支える」「支えられる」ことを意識し、車イスを利用している人の行動を理解してもらうことを目的に行いました。
学校の敷地内を3人一組で交代しながら体験してもらいました。この体験には保護者の方もお手伝いしていただきました。
体験後は、車イスを利用している方に対して、「私ならどうする?」というワークをクイズ形式で行いました。4択にして、当てはまる所に移動するというワークを行いました。
問題を一つ紹介します。
車イスの乗った友達を介助しながら遊びにでかけます。目の前に15段ほどの階段がありました。私ならどうする?
1.人がくるまでまつ。2.階段のない、道を探して目的地に向かう。3.あきらめて、家に帰る。4.その他
それに対して、生徒は3.を選択した人はなく、1、2、4に別れました。インタビューすると、4その他を選んだ人では、「人が来るまでまつというのでなく、探す。」と答えてくれた人がいました。また、3.諦めて家に帰るを選択しなかった理由を聞くと、「せっかく、出かけているのに帰るのはもったいない」と答えた人がいました。
最後にグループに分かれて、「ふりかえりとわかちあい」を行いました。
2回目ということで、少し私職員Tと生徒のみなさんとの距離が短くなりながらワークが進んだと思います。
体験だけで終わらせるのではなく、自分の行動をふりかえったり、見つめなおすことができたのかな?と思います。
次回は、新年1月入ってから行います。
がんばってくれた、生徒のみなさん、来年もよろしくお願いします。
(職員T)