寝屋川社協のつぶやき

寝屋川市社会福祉協議会・ボランティアセンターのつぶやきを書いています。

市内居宅介護支援事業所&包括対象の「事例研究の意義について」研修会開催

2010年5月20日、市内6地域包括&市高齢介護室主催の研修会が市立保健福祉センターで開催されました。

テーマ:「援助を深める事例研究の意義」
講 師:大阪市立大学大学院准教授 岩間 伸之 氏

内容は、なぜ、事例研究を行うのか、その意義についての内容でした。
事例研究は事例提供者及び参加者が「実践の根拠」「なぜ、そのような働きかけをしたのかを的確に答え、説明できる」「実践を言葉で説明する力」をつけるために必要なものである。事を分かりやすくお話していただきました。
知識、技術、価値の中で、ケアマネ、支援者は「価値」を大切に、その価値が共有されたものとしていく必要性の話がありました。
知識、技術があってもしっかりした価値がなければ・・・・上手くいかない。

事例研究は、支援者側にたったものではなく、対象者の側に立った形で事例を見つめて行く必要性のお話もありました。

また、事例研究(検討)で失敗の例示などをあげていただきました。

今回、この企画をした背景には、22年度、市・市内包括の方針で包括圏域でケアマネ対象のスキルアップ研修の一環として「事例検討会」を開催することになっており、その導入部分として、市内のケアマネ対象に「意義」の理解について説明する機会として開催しました。
研修会終了後、市内の包括の主任ケアマネが集まって、岩間先生と意見交換を行いました。

岩間先生とは、西北包括の運営法人の寝屋川社協にも関わりのある先生でしたので、包括の立場から先生のお話をお聞きすることができ、とても有意義な研修でした。

(包括T)