2019年12月10日(火)
午後2時~4時30分まで自立支援協議会の相談支援権利擁護部会 ひきこもり支援サブワーキングの取組みとして市内の関係機関、支援者向けに「ひきこもり支援について考えるセミナー」が行われました。
参加者は、民生委員、介護保険事業所、地域包括支援センター、相談支援事業所、社協CSW、医療機関、市職員など30名。
この取り組みは、昨年度から「支援者」向けのセミナーとして開催しています。
(以前は市民向けのセミナーとして数回開催していました)
今回は、ひきこもり状態についての基礎となるお話と寝屋川市内の支援機関の情報提供を行い、その後、模擬事例を通じて、参加者(参加機関)としての関わりや支援に必要なモノについて、グループごとで話し合っていただきました。
事例は「若者のひきこもりケース」と「8050問題のケース」の2事例。あらかじめ、参加申込で関心度合いの確認をしたものをベースにグループに分かれていただき、事例検討をしていただきました。
6グループでその内若者事例は2グループ、8050事例は4グループ
30分程度の短い時間の中でしたが参加者のみなさん、それぞれの立場から事例に向き合っていただき、意見を出し合っていただきました。
休憩を挟んでグループ発表。
グループ発表では、事例に対して、「どのような支援ができるか」「支援に対する心構え」と「支援に必要なモノ」について整理しては発表していただきました。
ひきこもり支援は、他機関・多機関での支援というスタンスで、様々な意見が発表されました。
○発表で出てきたキーワード
時間をかけながらも信頼関係
関われるルートからまずは関わる。
チームで支援する
信頼関係構築
将来を見据えた支援(親亡き後のことも想定する)
ひとりで抱え込まない支援
困っている当事者を理解する姿勢
ひきこもりについての正しい理解と社会資源の正しい把握
啓発の大切さ
今回のような多機関が集まっての情報交換の場の必要性
検討できる場の必要性
今日の様な場が継続してあってほしい。という意見もありました。
グループワークを進行を私、職員Tが行いました。
チームで関わる。それは重なり合う部分(のりしろ)があっての連携であり、チームでの支援。そして「他機関を理解し、多機関で関わる」ことをサブワーキングで検討を重ねてきたことをメッセージとして伝えさせていただきました。
アンケートも実施しまいたので、当日でてきた意見、アンケート結果を踏まえて、ひきこもり支援サブワーキングで振り返りを行い、今後の寝屋川市における「ひきこもり支援」について検討していきます。
ひきこもり支援サブワーキングは、市障害福祉課、市保健所、三家クリニック、寝屋川市民たすけあいの会、寝屋川市社会福祉協議会で構成しています。