今日は少し前の出来事を書きます。
福祉教育実践講座を8月10日に開催しました。
参加者:教職員15名、教育委員会1名、福祉委員22名、ボランティア5名、滋賀県社協職員2名
この講座は、昨年度は福祉教育研修会として、教育委員会と共催で開催し、今年は午前、午後と1日開催で行いました。
講師は大阪教育大学准教授新崎国広さん
内容「学校と地域とつなぐ福祉教育」
午前は福祉教育の基本と地域とつながることの効果などをわかりやすく話していただきました。
午後からは、ワークを実際に行いながら、体験的に「ふくし」や子ども達、地域の方々に伝えるためのヒントや留意点、ワークの意味などを解説付きで行いました。
最後にふりかえりとわかちあいを行い、体験だけでなく、事前学習、学習後のフォーローの必要性も感じてもらいました。
今回の企画は、福祉教育=学校でするもの、子どもたちに伝えるだけのもの。というイメージはまだまだあるので、もっと身近に、子ども達だけでなく関わる大人にもつながる。地域福祉活動には欠かせないものを「こころ、あたま、からだ」で感じてもらえる講座にしたい、さまざまな方と協力しあうことでいい実践ができる。ということで、新崎先生と福祉教育コーディネーターと一緒に打合せを繰り返しながら企画を立てました。
午前、午後と一日の講座だったため、おつかれ気味の場面もありましたが、参加者は前向きに、明るく参加していただきました。
最後にはふりかえりとわかちあいを行い。参加者がそれぞれもっているイメージを共有しました。
2学期以降、多くの学校で福祉体験学習が行われます。何かの参考になればと思います。いくつかの学校から体験学習後に地域の協力を得ながら継続的な活動を行いたいという相談がありました。また、校区では福祉委員会に持ち帰って研修会を開催していきたいという話もありました。
春に福祉教育支援説明会
夏に福祉教育実践講座を新崎先生にお願いし、参加者の方々にはそれぞれインパクトがあり、特に学校では、今までの学習内容に変化を持たせたり、学習後の取組みを地域と協働して行うことを模索している学校もあります。
少しづつですが着実に「地域の子どもは地域で育てる」「学校と地域が連携していくことの意義が浸透」してきていると思います。